基本的に自分の文章は嫌いなんですけど、ここにあるものではこれが一番好きかもしれない
テキストは簡素でイメージ的には絵本とかおとぎ話とかの感じ、まったくそれらしくはないが
星の話はいつか自分が好きだったもう存在しないものを忘れないためにあの空間のやつらに知っていてほしかったのかもしれない
暗い森のイメージは幼少期に見た景色とか絵本雑誌に載ってて不安になった感情がいくらか介入していたような気もする
本当はそういうのって自己投影とか呼ばれるからよくないんだろうけど
ただそういう郷愁みたいなものを自分が忘れてもそこにあるように留めてその仮想的な空間に置いておきたかった のかなあ
ここの投稿で何度か書いてる気がするけど幼少期に住んでた家に変な幻想を抱いている
現実にはもう更地になってたりデカい砂場になってたりするかもしれないから、あの子のものにしたかった
大事だったものをあの場所に忘れてきてしまったのかもしれない
こういう郷愁的な、忘れていく・なくなっていくものごとは脳のどこかしらを刺激して気持ちよくさせる
はじめて聞く曲なのに知ってたみたいに懐かしく感じる音楽でもたぶん同じことが起きてるはず
なくなって剥がれていくものを投影してるとしたらそれは自己投影ではないのでは?
自己から離れていくんだから自己投影の自己はいなくなっていくよね
今住んでる家をモデルにしました!だと生活感が出ておげげ〜かもしれないけど昔あった場所をモデルに幻想マシマシに誇張してるしそもそも記憶は正しくない
まあ言わなければバレないんだしサイレントに郷愁は混入させていけばいいから…
自分の記憶抜きにしても の話の根源に、忘れられていくものが美しいというのはあるから切っても切り離せない要素ではある
リミナルスペースも懐かしい感じがするから心地良いんだよなあおしまい