今でもいなくなった人たちや縁の切れた人々の創作キャラを思い出すことがある

キャラの世界観が現実的であるかどうかに関わらず実在性が存在を脳に刷り込ませている
傾向としては特定のキャラクターへの愛着が強い方だとそうなりやすかった気がする
当然、そういう場合は語る頻度も多いからそうなるわなという話ではあるが…
創作者への感情とは独立してキャラクターだけが印象に残り続けているときも少なからずある

覚えていられることをうれしいと表面的には答える創作者はおそらく多いだろうけど、実際もういない人間にまで覚えられていることをそう思えるだろうか?
それも正確なイメージかもわからないある地点までで止まった情報で固着されているかもしれないのに
わからない
少なくとも自分においては忘れられることが正しいあり方であると考えているのでうれしい・うれしくないの感情とは別の軸で正しい状態ではないだろうな
もちろん誰かが覚えているはずもないので杞憂にもほどがある

だからそれを言うこともないし伝える手段もない、そのつもりもない
ただ季節や景色が一瞬共有した幻覚を見せるというだけである