カテゴリー: 怪文書

水が流れている
キッチン、洗面所、浴槽
いずれかあるいはすべてか
蛇口から絶え間なく水が流れている
溢れたそれらは床を水浸しにしていた

違和しかない空間
暗い部屋の中
それを止める気力もなく
ただ床に転がりくたばっていた

耳から侵入した液体が世界をいっそう遠くする
流れ出した水に浸っているのか
または自身から流れているのか

遠くでひずんだ音楽が聞こえる
くぐもったエコー
流失していく自我

境界を失う

ひたひたと
終わりのない空間で
ただ水が流れ続けていた

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自販機横のゴミ箱から手がはみ出していた

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鱗・骨・果実

いずれ私のものになるはずだったきれいな骨は跡形もなく消えてしまっていた
たかった蟻もみずみずしい果実もなめらかな鱗ももうどこにもなかった
庭に埋めてあげればよかったな

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道端に転がったみずみずしい果実のような内臓が蟻にたかられていた

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取り返しのつかないことが起きたときはいつも冷たい手で心臓を掴まれたような感じがした

自分の行動を何度悔やんでも、結局は「仕方がなかった」「遅かれ早かれこうなっていた」と自分を納得させるしかない

冷たい手に体の内側を触れられる感触、知っていますか

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忘れ路

桜の木が3本 大きな水たまりにおたまじゃくし 続きを読む

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